35歳で会社を辞めることになりました。そのきっかけや気持ちはひとりひとり違うと思いますが、ワタクシの場合は。
「35歳で会社を辞める」きっかけ
実は大学卒業後、
転職4回、
勤めた会社は5社。
◇化粧品会社
◇広告デザイン事務所
◇広告制作会社
◇中堅広告代理店
◇大手広告代理店
の順番です。
35歳で会社を辞めることになったのは
35歳で会社を辞めることに
なったのは、
大手広告代理店でした。
それまでの会社とは違い
待遇も福利厚生、
人間関係もバツグンで
居心地がよく
飽き性のワタクシでも
楽しくて
最長の6年勤めました。
最初は契約社員から
試験を受けて正社員になりました。
その3年後くらいでしょうか。
退社のきっかけは
「遅刻」。
もともと朝寝坊で
遅刻が酷く、
契約社員は成果主義なので
自主フレックスタイムでしたが、
正社員になったら
遅刻厳禁に。
しかし
昼頃起きる・・・
という長年の習慣は治せませんで、
なんとか定時出社しようと
寝ないで出勤したり
タクシーで毎朝通勤したり
努力はしたものの、
遅刻。
私は広告制作局で
テレビCMなどの
クリエイターでしたが
ある日、人事部の女性の上司に
フランス料理店でランチを
おごってもらった際、
遅刻がひどすぎて
新人に示しがつかないので
上層会議で
遅刻治療のために
総務へ異動という意見が
出ているよ、
と言われました。
遅刻を直してくれる・・・
いま考えると
なんというやさしい会社
なのでしょうか。
でも、クセの強いクリエイターで
総務は絶対に無理。
勤まらない。
とランチから戻ってすぐに
直属の上司に
「退職します」
と告げました。
いまから思うと
本当に浅はかです。
もったいないですね。
さらに
転職先も何も決まってなく、
就活もまったくしてなかったのです。
「35歳で会社を辞める」気持ち
何も決まってないのに
退社することになって、
親しい同僚は止めましたが
なんら躊躇がなかったのは、
会社勤めにマジで
向いてなかったから
でしょうね。
思えば、友達と会うたび、
辞めたい辞めたいと
言っていたので
「遅刻」だけが
理由ではない気がしますが
いまとなってはよく思い出せません。
ただ、何度も転職していたので
退社時の荷物整理がめんどうで
入社時からなんと退社用の
段ボールを常備していたのは
本当です。
退社したときは何も
感じなかったのですが
その日の夕方
相談していた友人と会いました。
辞めたい辞めたいと
毎日相談してきた友人です。
友人は
「辞めれば?自由になれるよ」
と、言っていましたが、
その日だけは
「あんな大きな会社、ほんとに辞めるなんてもったいないよね」
と初めて本音を聞かさました。
そのときなぜか「しまった」
と我に返り、膝のあたりに
すーっと冷たい風が吹いたのを覚えています。
その後、半年くらいは
どうして辞めてしまったんだろう・・・
と、昼頃目覚めては後悔していました。
友人は長く
ほそぼそと小冊子などのライターを
していましたが、
大きな広告代理店にいて
すごく恵まれているのに
辞めたいとほざくワタクシを
どう思っていたのでしょうか?
こんな大切なことを
他人に相談していたなんて
どうかしていました。
その後友人との関係は
自然消滅。
まったく連絡も途絶えてしまった
今は、当時の気持ちは
よくわかりません。
振り返りますと、
35歳にもなって
会社を辞めるなら、
あまり他人には相談しない、
人の意見に左右されないことを
おすすめします。
もちろん20代でも同じです。
自分ひとりで決めることが
大切ですね。
ただし、会社を辞めると
どんな会社でも
いつもしばらく後悔します。
人間は
よいことは覚えているけれど
都合の悪いことは
忘れてしまうからですね。
転職先は決めてから退社しましょう
ワタクシのような
頭の悪い退社の仕方は
ないですね。
転職先は確保してから
辞めたい、
と言うのが正解ですよ。
ワタクシは結局
フリーランスになりましたが、
どうしても会社勤めが
無理そう・・・
だったからなのです。
ちなみにフリーランスという
厳しい職業になってからは
弱肉強食。
まったく甘さゼロで
油断するとごはんが食べられない。
すると
まったく遅刻しなくなり、
会議の1時間前には到着するように
なりました。
人ってわからないものですね。
「辞めたい」と人に言うまえに資格を取るなど準備を
「辞めたい」「辞めたい」と
言っていると、他人は「辞めれば?」
と言います。
そして気持ちが退社へ加速します。
準備が整うまでは
口にしないのが賢明です。
資格を取る、就活するなど
クールに動いて
だいたいの目安がついたら、
初めて友人に
「辞めたい」と相談すると
いいですね。
美容業界に転職するなら美容資格を
何も決まってなくて
退社したワタクシですが
化粧品会社で研修を受け、
広告会社で化粧品担当。
美容知識がありました。
だから少し安心していたところがあります。
美容業界に転職したいなら
会社にいるあいだに
美容系の資格を取得することを
ぜひ、おすすめします。
まとめ
35歳で会社を辞めることになりました。
きっかけは「遅刻」。
やめてしばらくは
きっと後悔するので
人に相談しないで
自分で決めましょう。
そして退社までに資格を取るなど
準備して転職先は確保してから
「辞める」と発言しましょう。